よくあるご質問
受診について
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健診所要時間はどのくらいですか?
当クリニックでは定期健康診断で約1時間から1時間30分、人間ドックでは約1時間30分から2時間を見込んでいます。 ただし、当日混んでいたり、詳細な説明や追加検査を要する場合もありますので時間に余裕を持ってお越しくさい。
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生理(月経)中でも検査はできますか?
尿検査、便検査、子宮がん検診では結果に影響が出る可能性があるため、健診日の変更をおすすめします。 急に月経が来てしまったり、変更できずに来院された場合は、健診当日スタッフに「生理中である」ことを申し出てください。
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薬を飲みましたが健診に影響ありますか?
影響を与える可能性のある検査項目もありますが、詳しくは事前に主治医に確認してください。
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食事をしてしまいましたが健診を受けられますか。ジュースやガムの摂取、喫煙はかまいませんか?
健診前12時間以内に食事やあめ、ジュース、ガムを摂取すると、一部の血液検査、尿検査、胃バリウム検査、腹部超音波検査は受けられません。食事などの影響で、異常な結果が出たり結果が判定できないためです。 また、当日の喫煙は、胃バリウム検査に影響を与えるおそれがありますのでお控えください。
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便潜血検査は健診日の何日前のものなら検査できますか?
健診日3日前(※)から当日までの間に採取したものであれば検査可能です。必ず冷暗所保存(直射日光をさけ涼しい場所)の上、ご持参下さい。(※例:健診日当日が25日なら3日前は22日)
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便潜血検査は下痢便から採取してもいいですか?
下痢便(軟便)でも便潜血検査は出来ます。便は1カ所だけでなく数カ所擦り取ってください。
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下腹部超音波検査で尿をためておくように言われましたがなぜですか?
膀胱に尿がたまっていないと、子宮・膀胱・前立腺などが写りにくい場合があるので検査前は排尿を控えてください。
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妊娠中ですが腹部、下腹部、乳房の超音波検査はできますか?
腹部、下腹部、乳房とも影響はないといわれています。
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マンモグラフィーと乳房エコーどちらが効果的ですか?
乳腺超音波もマンモグラフィーも触診では分からないような腫瘤を見つけることが可能ですが、どちらが優れているかについては一概には決められません。 マンモグラフィーには写らないものが超音波で発見可能であることも多く、逆に超音波では見逃してしまうような病変がマンモグラフィーでは微細な石灰化として見えることがあります。 一般的に若い人(35歳未満)は乳腺濃度が高く、X線を使うマンモグラフィーでは乳房全体が白っぽく写ってしまうため超音波をお勧めし、それ以上の年齢の人へはマンモグラフィーをお勧めしています。毎年受けられている方は交互に受診するとよいです。
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採血の際、気分が悪くなるときがあって心配です。
そのような方はあらかじめスタッフに申し出てください。ベットに横になって採血します。
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バリウム検査後に下剤を飲みましたが次の日になっても便が出ないのですが、どうしたらいいですか?
普段から便秘気味の方は市販の下剤を追加して飲んでいただきますが、そうでない方は様子をみていただいて、夜になっても便が出ない場合は市販の下剤をお飲みください。 その後も排便がなかったり、腹痛、嘔吐、腹部の膨張感などの症状が出た場合には速やかに医療機関を受診してください。
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妊娠中ですがインフルエンザワクチンは受けられますか?
妊婦は接種不適当者に含まれません。 インフルエンザワクチンは不活化ワクチン(病原性をなくしたもの)で胎児に影響を与えるとは考えられておらず、むしろ妊娠中にインフルエンザに罹患する方が危険です。かかりつけの産科医でのワクチン接種をお願いします。
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熱がありますがインフルエンザワクチンの接種はできますか?
通常は37.5度を超える場合は病気の前段階である可能性もあるので接種は控えますが、医師に相談してください。
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インフルエンザワクチン接種後、飲酒、入浴、歯科通院しても大丈夫ですか。また、熱が出ましたが大丈夫ですか?
飲酒は乾杯程度の少量なら問題ありません。入浴は差し支えありませんが注射部位を擦ることや長湯は控えてください。歯科については歯科医に相談してください。 また、接種後の発熱は、全身性の反応としてみられることがありますが、通常2~3日でおさまります。その後も続くようでしたら医療機関を受診してください。
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クリニック専用駐車場はありますか?
専用駐車場はございません。ご迷惑をお掛けしますが電車やバスなどの公共交通機関のご利用をお願いします。
子宮・乳がん検診について
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どうしてがん検診を受けた方がよいのですか。
「がん検診」はがんを早期発見・早期治療するために行います。 初期のがんであれば、治療して治癒する可能性が高いですし、身体への負担の小さな治療ですむことも多いのです。 さらに、乳がん検診や子宮がん検診では、がんを発見することはもちろん、将来がんに進行する恐れのある病変(いわゆる「前がん病変」)を発見してがんを予防することも目的としています。 ところで、がん検診を受けない方の言い分のひとつに「症状が出てから病院へ行けばいい」というのがありますが、どこのがんでも早期には症状はないのが普通です。 また、「怖いから受けない」という方もいらっしゃいますが、受診せずに放っておく方がむしろ怖いのです。
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がん検診には健康保険は適用できますか。
「がん検診」には、原則として日本のどのタイプの健康保険も適用されません。 ご自分の健康管理のために行う健康診断の1種と見なされます。 ただし、以下の場合に「がん検査」が必要な場合は健康保険が適用となります。
- 健康保険が適用される場合(「保険医療機関及び保健医療担当規則」に基づく)
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- 集団検診・人間ドックや診療で異常が疑われるための再検査や精密検査
- 自覚症状があり、がんの疑いがある
- がん治療後の経過観察(原則として治療から5年以内)
- がん以外の疾患の経過観察で、がんへの進行が疑われる
- その他、医師が必要と認める場合
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健康管理のためのがん検診はどのようなものですか。また、健康保険は適用されますか?
検診内容につきましては子宮・乳がん検診のページからご確認いただけます。症状の無い方の健康管理目的の検診には健康保険は適用されません。
☆ 検査結果は郵便でお送りします。結果は10日程度でお届けします。☆ この他に1階フロアを利用する日帰り人間ドックなどもあります。
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がん検診の精度はきちんと管理されているのでしょうか。
残念ながらどんな検査でも「100%絶対」というものはありません。 しかし、せっかく検査を受けたのに「診断できなかった…」では意味がありません。 当クリニックの検診では、ふたつ以上の検査を組み合わせたり(例えば子宮頸がん検診では細胞診とコルポスコープ、乳がん検診では視触診とマンモグラフィや超音波検査)、ひとつの検査でも結果を複数の専門医が見直す(例えば乳がん検診のマンモグラフィ読影のダブルチェック)ことにより高い検診精度をめざしています。
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乳がん検診を受ける際に何か注意がありますか。
特にありませんが、できるだけ月経直前は避けて予約してください。 マンモグラフィ検査は、以下の方は受けられない場合があります。 妊娠中、授乳中の方、胸郭形成異常(鳩胸、ろうと胸など)がある方、心臓ペースメーカー手術を受けた方、VP(脳室腹腔)シャント手術を受けた方、背筋を伸ばして立っていられない方、豊胸手術後、肋骨骨折治療中などマンモグラフィ検査ができない場合には他の検査方法で対処しますので、気になる方やわからない方はあらかじめご相談ください。
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乳がん検診ではどのような検査をするのですか。
視触診、マンモグラフィ(乳房をはさんでレントゲン撮影します)、乳房超音波検査を組み合わせて行います。 ご本人のご希望にそって検査の組み合わせを決めることもできますが、受診される方によって向き、不向きがありますので、検診当日に担当医からご本人に合った検査方法の組み合わせをご説明いたします。
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乳がん検診の結果、精密検査が必要なのはどのような場合ですか。また、どのような検査をするのでしょうか。
視診で乳房の変形や乳房の皮膚に病変がある場合、触診でしこりや乳頭分泌物があったりリンパ節が腫れて触れる場合、明らかな左右差がある場合、マンモグラフィでは左右差がある時やしこり(腫瘤)が映る時、異常な石灰化がある場合、超音波検査でしこりがある場合です。 原則として、視触診だけでは「病変がありそう」なことはわかっても病変の性質(がんかどうか)はわかりません。 乳がん精密検査には、マンモグラフィ特殊撮影(病変部の拡大撮影など)、超音波血流測定や超音波三次元的観察、細胞診(乳頭分泌物、穿刺吸引)、組織検査(太針生検、マンモトーム、外科的生検)、乳管造影(乳腺内の乳汁が通る管を観察する方法)、MRI検査などがあります。 当クリニックで行なっていない検査が必要な場合は連携医療機関と協力して行ないます。 精密検査は、前がん病変(将来がんに進行しやすい病変)やがんの診断を行うため、あるいは「がんではない」ことを確認するために行います。 「精密検査が必要=がん」ではありませんので、いたずらに心配せずにまずは検査を受けることが大切です。
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子宮がん検診を受ける際に何か注意がありますか。
- 【検診前の注意】
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- 月経中は避けて検診の予約をしてください。月経初日や最終日のおりもの程度の出血でしたらかまいません。
- 月経かどうかわからない出血が続いている場合や月経が止まらない場合は出血中でもけっこうですから一度受診してください。
- 検診3日前から腟内の洗浄や性交は避けてください。
- 検診7日前から産婦人科の受診や腟剤の使用は避けてください。
- 【検診後の注意】
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- 検査の刺激で出血することがあります。
- 検診の内容によっては、当日や翌日に入浴や水泳を止めていただくことがあります(シャワーは当日からかまいません)。
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子宮がん検診ではどのような検査をするのですか。
子宮がんには、子宮の入り口(頸部)にできる子宮頸がんと子宮本体にできる子宮体がんがあります。 日本では、子宮頸がんに罹る人と体がんに罹る人の比率は同程度です。体がんに罹る人の割合が増加してきています。 子宮頸がんの検診では、子宮頸部細胞診やコルポスコープを行います。子宮頸部は腟の奥にありここから柔らかい器具で細胞をこすりとり顕微鏡検査します(細胞診)。 コルポスコープ(腟内視鏡)という一種の拡大鏡で子宮頸部を観察します。子宮頸がんの主因となるヒトパピローマウイルス検査を行うこともあります。 子宮体がんの大部分は子宮の内腔を被う子宮内膜にできるがん(子宮内膜がん)ですので、子宮体がん検診で子宮内膜細胞診や超音波検査を行います。子宮頸部から子宮内に細い器具を挿入し子宮内膜細胞を吸引またはこすりとって顕微鏡検査します(細胞診)。子宮内に器具を挿入すると月経痛様の痛みを伴います。また、超音波検査で子宮内膜像(厚さや形)を観察します。
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子宮がん検診の結果、精密検査が必要なのはどのような場合ですか。どのような検査をするのでしょうか。
子宮頸がん検診では、頸部細胞診異常やコルポスコープ診異常がある場合で、子宮頸部をコルポスコープで観察して異常のある部位から組織(数mm程度の小片)を切除して病理診断します。 子宮体がん検診では、内膜細胞診異常や超音波検査で内膜が厚かったり不整だった場合で、内膜組織を掻きとって病理診断します。 精密検査は、前がん病変(将来がんに進行しやすい病変)やがんの診断を行うため、あるいは「がんではない」ことを確認するために行います。 「精密検査が必要=がん」ではありませんので、いたずらに心配せずにまずは検査を受けることが大切です。
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卵巣がん検診ではどのような検査をするのですか。
早期のがんは一般的に無症状ですが、卵巣がんは特に症状が出にくく進行がんでも無症状や漠然とした症状しか出ないことが多いです。 日本でも徐々に増加しているがんです。 卵巣がん検診はまだ確立された方法はないのですが、超音波検査で卵巣が腫れていないか、腹水が貯留していないか調べたり、血液中の腫瘍マーカーを測定したりします。
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子宮摘出後でも子宮がん検診は必要ですか。
子宮を全部摘出している方は、必要ありません。 ただし、子宮の一部を残す手術(子宮腟上部切断術、子宮筋腫核出術など)を受けている場合は必要です。 なお、子宮全摘後でも、卵巣を摘出していない場合は卵巣の検診をお勧めします。罹患する人は少ないですが、腟にがんができることもあるので、腟がん検診を行なうこともできます。
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子宮がん検診の自己採取法はやっていますか。
当クリニックではやっていませんし、おすすめしません。 自己採取法では、腟内に十分器具を挿入して腟の奥にある子宮頸部の細胞を採取するのが難しいです。 細胞がきちんと採取できていないために、異常があるのに診断できなかったり、判定ができず再検査になる可能性の高い検査方法です。
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未婚ですが、子宮がん検診は受けられますか。
受けられます。小さめの検診器具を使用します。
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ヒトパピローマウイルスが子宮頸がんと関係あるとききましたが、どんなウイルスでしょうか。
子宮頸がんやその前がん病変の発生に、ヒトパピローマウイルス(Human papillomavirus:HPV)の子宮頸部への局所感染が大きな役割を担っていることがわかっています。HPVには100種類以上の型ありますが、そのうち一部が子宮頸部に感染し、子宮頸がんの病因となります。 HPVの種類によってはコンジローマ(いぼ状の病変ができる性感染症)ができます。 HPVは正常な人でも5%~20%に認められ、HPVに感染しても必ず病気になるわけではなく、多くの場合しぜんにHPVは認められなくなります。 しかし、体調が悪かったりしてHPVの感染が持続すると病気が発症します。 HPVは性交を通して感染するので、妊娠を希望している時以外はコンドームの使用をおすすめします。 ただし、子宮頸がんのすべてにHPVが関与しているかどうかはまだ明らかではありません。 近年、感染するHPVの型によってがんに進行しやすい場合と進行しにくい場合があると考えられるようになりました。 特に前がん病変と診断された際には、HPV検査を行って特に危険な型のHPV感染がないか確認することをお勧めします。 HPV検査は子宮頸部細胞を採取して行います。 なお、HPVは腟がんや外陰がん、男性では陰茎がんの原因になることもあります。
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HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンについて教えてください。
子宮頸部、腟、外陰部に病変を引き起こすHPV感染を予防するワクチンです。 サーバリックスとガーダシルの2種類があります。サーバリックスはHPV16, 18型、ガーダシルはHPV16, 18型およびHPV6, 11型に対し効果があります。 16, 18型は子宮頸がんに高率に認められるウイルスですが、これ以外の型のHPVも子宮頸がんの発生に関与しているので、ワクチンだけで子宮頸がんを予防できるわけではなく、ワクチンとがん検診を組み合わせることが大事です。 HPV6, 11型は尖圭コンジローマ(細かいイボが沢山出来る性感染症)の原因ウイルスです。 なお、すでにHPV感染を起こしている方の治療目的には使用できません。
- 当クリニックでの接種の対象
- 20~45歳の女性。原則として半年以内に子宮頸がん検診で異常がなかった方を対象としますので、検診結果を持参してください。 当クリニックで検診を行なうことも可能です(ワクチン接種前検診:子宮頸部細胞診+内診、6000円(税込み))。 ワクチン自体の対象年齢は、サーバリックスで10歳以上、ガーダシルで9歳以上ですが、当クリニックは小児を対象にしておりません。 年齢と共にワクチンの効果が落ちるので45歳くらいまでが対象です。 明らかな発熱がある方、重篤な急性疾患に罹っている方、ワクチンの成分に過敏症のある方、妊娠中や妊娠の可能性のある方は接種できません。
- 当クリニックでの接種スケジュールと費用
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初回受診時:問診とワクチンの説明、第1回ワクチン接種(注射) 費用 20,000円(税込み) 第2回ワクチン接種(注射) サーバリックスは1ヵ月後、ガーダシルは2ヵ月後 費用 15,000円(税込み) 第3回ワクチン接種(注射) どちらも初回から6ヵ月後 費用 15,000円(税込み)
ワクチン接種は予約制です。 サーバリックスかガーダシルか選んで予約電話をお願いします。 海外では、ワクチン接種は2回でもかまわないとの報告も散見します。初回の受診時に最新の情報をもとに接種計画を立てます。
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更年期障害がひどくホルモン補充療法を受けてみたいと思っていますが、ホルモン補充療法を行う際にやっておいた方がよい検査はありますか。
ホルモン補充療法を安全に行うには、開始前や使用中に、子宮頸がん・体がん、乳がんの検診や血圧測定、体重測定、血液検査を行います。
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近々、結婚するのですが、結婚前(妊娠前)にしておいた方がよい検査はありますか。
子宮頸がん検診、婦人科超音波検査、乳がん検診、性感染症検診、風疹抗体検査をお勧めします。 子宮や卵巣、乳腺の病気、性感染症、妊娠中に罹患すると胎児に影響を及ぼす可能性のある病気の検査です。
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土曜日や日曜日に検診が受けられないでしょうか。
当クリニックでは、J.M.S.(ジャパン・マンモグラフィ・サンデイ)を開催しているので、ご利用ください。 10月第3日曜日またはその前日の土曜日に開催しますので、「インフォメーション」を確認してください。 当クリニックのJ.M.S.では、マンモグラフィだけでなく乳房エコーの検査や婦人科検診も行なえます。